呼び捨ての横行

最近電話で、「○○事務長いらっしゃいますか」、「○○理事長おられますか」という電話がかかってくる。取引先や営業の電話である。
請求書も「団体名 ○○事務長」「○○理事長」という宛名になっている。
事務長、理事長、社長、部長、課長等々は職務の名称であって敬称ではないはずだから、上の例は呼び捨てである。呼び捨てが非常に最近多い。
「事務長の○○さま」、「理事長の○○先生」などの言い方が正しいと思う。


ついでながら「ご請求いたします」「ご返金いたします」という言い方も、ぼくは違和感・反感がある。譲って、「ご」を使って丁寧かつ謙譲して言うのであれば「ご請求申し上げます」「ご返金申し上げます」とまで言わねばなるまい。
そして顧客が店に対して請求する場合こそ「ご請求いただく」「ご返品いただく」などと、顧客の行為にこそ「ご」をつけねばならないのではあるまいか。